~量産ハイパフォーマンスチューニングカーの嚆矢(こうし)~
2003年 マーチ 12SR
                    「オーテックバージョンのチューニングノウハウを量産車に落とし込み、多くのお客さまに走る楽しさを体感して欲しい。」
その想いを実現すべく
                    「クルマを操る楽しさを提供するエントリースポーツ」
                    をコンセプトに、マーチ12SRの開発が始まる。
                  
                    一口にチューニングカーといっても様々なアプローチがある。
                    オーテックの作るそれは、エンジンとボディ、サスペンションなどをトータルに性能アップしつつも、ベース車両と同じ耐久性、信頼性、整備性を備え、なおかつそれを安定的に連続生産する必要がある。
                    そのために、開発過程において検証した膨大な方策から、求める性能を実現できる最小限の改造に収束させるのだ。
                  
                    開発コンセプトに沿った動力性能の実現を念頭に置き、スーパーコンピューターによる空力や車体剛性の解析など、日産直系のファクトリーカスタムメーカーならではの手法と技術を最大限に投入。
                    サーキット専用のコンペティションモデルではなくストリートモデルとしての楽しさや気持ちよさの追求のため、リアルワールドでの実走行テストを通じ、熟練の開発ドライバーの感性で磨き上げた。
                    こうして世に送り出されたマーチ12SRは、老若男女問わず愛される大ヒットモデルとなった。
                  
 
  		














